JaSST Tohoku 2017もうすぐですよ~
あっ!!
・・と言う間に気付けば、5/26(金)の「JaSST Tohoku 2017」まで後二週間を切りました。皆様申込みはお済みでしょうか?(笑)
何はともあれ、まずは申込みリンクをご案内しますね。
・JaSSTソフトウェアテストシンポジウム-JaSST'17 Tohoku 参加お申込み
http://www.jasst.jp/symposium/jasst17tohoku/query.html
今回のブログは「申込み忘れてた!」貴方へのリマインダ+α(ちょこっと内容案内)となります。(提供は、実行委員やまゆうでお送りします(^_^;))
~~テーマ~~
今年のJaSST'17 Tohokuのテーマは「育成」とし、「オペレーターや新人がテストエンジニアになるための最初の一歩」を目的としています!
「テスト技術者はどう育てればいいのだろう?」と育成や社内教育でのお悩みはありませんか?
基調講演、事例発表、ワークショップを通して、皆さんとこの課題の解決に取り組みたいと思います。
開発者・技術者はもちろん、人財育成部門・教育部門・管理職の方々も是非々々御参加ください。
~~概要~~
■基調講演(午前)
基調講演には、第三者検証会社であるベリサーブにてシニアコンサルタントとして、
・テストプロセス改善
・レビュー
・テスト管理ツール
・テスト自動化
などの導入支援にて御活躍中の山崎崇氏をお招きします。
「テストオペレーターから理想のテスト技術者に近づくための最初の一歩を踏み出すきっかけ」
を聞けるということで私も今から講演が待ち遠しいです ソワ(・ω・*)(*・ω・)ソワ
■事例発表(午後)
事例発表も負けていません。
・Web業界やゲーム業界など数社を渡り歩きQA活動を行う山本久仁朗氏
・ソフトウェアテストやアジャイル開発のR&Dを行う朱峰錦司氏
・ウェブレッジで育成チームリーダーを務める土岐しのぶ氏
・テスト設計コンテストの審査員を務める東京エレクトロンの根本紀之氏
と、そうそうたる顔ぶれを揃え(おおっ!(゜o゜; ))
それぞれの立場からテスト設計者の育成事例をお話しいただきます。
もうwktkが止まりませんね!
■他にも・・・
他にも、一風変わったワークやスポンサーライトニングトークス、
本会後(18:00~20:00)には、講演者と参加者が意見交換できる場も用意しています。
有識者の意見を聞くことで悩んでいることの解決の糸口も見えてくるかも・・・?
お時間があれば、こちらも是非ご参加下さい(^^)ノシ
更にお時間があれば、20:30~ 懇親会も用意していますので、コチラも是非~。
http://kokucheese.com/event/index/465312/
~~日時、場所など~~
■日時:
2017年5月26日(金) 10:00~18:25
(お悩み相談会 18:30~20:00)
■場所:
仙台市戦災復興記念館 5階会議室
〒980-0804 宮城県仙台市青葉区大町二丁目12番1号
TEL:022-263-6931
■定員:
60名(定員になる前に申込みをお願いします~)
■参加費:
一日券 : 3,000円(税込)
お悩み相談会 : 無料(登録者のみ)
■申込方法:
・JaSSTソフトウェアテストシンポジウム-JaSST'17 Tohoku 参加お申込み
http://www.jasst.jp/symposium/jasst17tohoku/query.html
~~最後に~~
最後までお読みいただきありがとうございました。
では、5/26(金)にお会いできることを楽しみにしております♪
JaSST Tohoku 2017 懇親会のお知らせ
JaSST Tohoku 2017 まで一か月と少しですね。皆さまいかがお過ごしでしょうか。
宴会担当の 村上 です。
今回のブログネタは、いつものテスト三昧と打って変わって懇親会のご案内です。
JaSST Tohoku 2017 終了後、懇親会を行います。懇親会会場は、一番町アーケード
にある蔵の庄 一番町店です。
蔵の庄は、仙台のITイベントでよく使われる居酒屋なのですが、食べ物がおいしい
ことで知られています。また、日本酒の種類も豊富でいろいろなお酒が楽しめます。
興味のある方は、 http://kuranosho.jp/ をチェックしてみてください。
今回の懇親会では、いつも宴会で好評の「天まで・・・」や仙台と言えば
「牛タン焼き」など、各種美味しいものを取り揃えて皆さまのご参加をお待ちして
おります。
開催日 2017/5/26
時間 20:30~
場所 蔵の庄一番町店
宮城県仙台市青葉区一番町3-8-14 鈴喜アバンティビル2F
電話番号 022-224-3031
会費 4,500円
今回の囲炉裏焼き何が出てくるのかな~なんて今から楽しみです。
お申し込みは、こちらからどうぞ。
それでは、JaSST Tohoku 2017でお会いしましょう!
ドラクエ風スキルマップ ~仙台ソフトウェアテスト勉強会~
こんにちは。
JaSST東北実行委員のもりともです。
最近の森友学園問題で思い出していただけていたかなー?なんて勝手に思っています。
さて、4/8(土)はJaSST東北実行委員メンバーで仙台でソフトウェアテスト勉強会を立ち上げた
ねもりん(根本紀之さん)が講師を務める勉強会に参加してきました。
その名もドラクエ風スキルマップ勉強会。
前半はドラクエ風スキルマップという、ドラクエの職業+レベルを用いたスキルマップを使って、楽しくスキルマップを作成するというもの。
後半は、書籍「Fearless Change アジャイルに効く アイデアを組織に広めるための48のパターン」を用いたワークで、
土曜の午後いっぱいを使った勉強会でした。
私としては何をするのか分からず、ただJaSST実行委員であるねもりんに会いに行くのがメインでしたが、すごくすごく楽しめました。
~~前半~~
まず、前半のドラクエ風スキルマップで見るのは、個人のスキルではなく、チームのスキルということです。
戦士、武闘家、魔法使い、…、みんなで力を合わせてで敵を倒す!というイメージです。
個人のスキルマップは作成していても、チームという考え方は私はしたことが無かったので、この時点でかなり興味津々になりました。
ちなみに、オリジナルネタは、楽天の川口さんという方が日経SYSTEM2015で掲載していたもののようです。
楽天川口さんが作成したのはWeb系の方用ですが、それを根本さんが組み込み系でも使えるように
カスタマイズしたものがあり、当日は参加者によって使い分けました。
根底にあるのはやはり楽しく!というところで、楽しみながらチームのスキルを見える化していくというものです。
また、例えばチームは戦士4人だけじゃなく、もっとバラエティに富んでいた方が良いのでは?と思わせてくれるということでした。
■自分のスキルを確かめよう!
まずは自分のスキルチェックを行いました。
私自身は、今の自分の仕事からは、少し管理よりで旅芸人職が少し高めな結果でした。
その後、3人1組のグループ内で、スキルを足してみました。
それぞれのスキルに違いがあって、チームだったら強みを生かせそうだなと思いました。
チームのキーマンがいなくなったときにどうなるか、何が強みの人を補給するべきか、
1人がいなくなったからと言って、人数合わせのために1人入れればいいという問題ではないのです。
それを見える化するツールとしてとても役立つと思いました。
■工夫してみよう!
次に、それぞれの仕事に合ったスキル(新しい職業)を作成してみたり、いろいろ組み合わせて上級職を用意したり、
しっくりこない文言を変更したりしました。
話の中ではこんなオモシロ職業が出てきました。
・ギャンブラー:仕事の行く末を決める人
・賢者:コンサル系 僧侶と商人を組み合わせた職業
・占い師:コンサル系 お客さんの所に行って要望を聞いて製品の概要を決めるとか、要求を聞くとか
・道具使い:量産とか保守のためのスキル。トラブル対応、お客さまの要望を運用で回避する。
・猛獣使い:上司とか偉い人を言いくるめて使う。業界のトップまで。
・笑わせ師:ムードメーカー。チーム、会社、業界へとレベルアップ。
・船乗り:専門知識を使う。ドメインの知識を知っている。サポート⇒自立⇒社内トップ⇒業界トップ
・吟遊詩人:英語を使う。PM同士でやり取り⇒クライアントと直接やり取り⇒予算交渉⇒テクニカルな内容、仕様
・銀座のママ:話を聞いてストレス解消、やる気になる、お店に来る人達を繋げる、自分のことを売る⇒チーム内⇒部門内⇒本部長⇒社長クラス⇒業界
どれが良かったかの投票も行いました。
実際に会社でもこんなことをやってみたり、投票したりすると盛り上がりそう、ですよね!
メリットとしては、みんなで一緒に考えること、自分たちの会社のスキル定義ができること。
実はこの人はこんなことを思ってた、とか新しい発見もあるも分かっていいということです。
注意することとしては、個人評価に使うのはNG。
ゲーミフィケーションの一種であるため、遊んでいるように見られてしまうかもしれない。
ドラクエを知らない?とピンとこないかもしれない。
ただ、ミッション達成のためには様々なロール(役割)が必要、というところでは、ドラクエを知らなくてもイメージはできると思います。
~~後半~~
そして後半、
「Fearless Change アジャイルに効く アイデアを組織に広めるための48のパターン」という書籍を用いたワークです。
アジャイルに効くとついているが、それだけではなく、組織を変えるためにどんなアプローチをした方が良いか
ということがパターンに分けられています。
現在は、15パターン追加され、48パターン⇒63パターンあるとのことです。
イノベーター理論というものがあり、新しい商品やサービスが市場に浸透するまでの経過がタイプ別に分かれています。
積極性が高い方から、以下5つのタイプに分かれます。
・イノベータ
・アーリーアダプタ
・アーリーマジョリティ
・レイトマジョリティ
・ラガード
アーリーアダプタとアーリーマジョリティの間にはキャズムと言われる溝があり、
組織に新しいものを導入するときにも意識した方が良いということでした。
パターンを使うにしても、各層へのアプローチの方法が変わります。
ラガードにはあまり時間を割かず、捨てた方が良い、という話もありました。
重要なのは、パターンを知って、タイプを判断して、すぐ使えるように意識していること。
実は今までやっていたことってこういうパターンだよね、って分かるところから始めてみたいと思いました。
課題を出したり改善したり、というのは常にそういう意識がないと中々できないところがありますが、
各々の意識を変えるのに使えそう!と思いました。
■パターンを知ろう!ワーク
63パターンの中から、気に入ったパターン、やりたいパターンを3つ選んで周りと共有しました。
私は以下のパターンでした。シンプルで分かりやすいのと、自分が今意識してやりたいとかやっていることを選んでいました。
1.感謝を伝える
2.協力を求める
3.みんなを巻き込む
「著名人を招く」パターンはそのうち会社でやりたい!ということで次点にしました。
共有した中では、その他でいうと支援者や仲間がいること、持続することについて共通して重要と考えているようでした。
■課題出しワーク
各自の課題について、パターンを使ってアドバイスするワークでした。
パターンが頭に入ってないと中々難しかったですが、こう解決できたらいいんじゃないかな、
というのをパターンから見つける、ということは少しできました。
だんだんみんなのお悩み相談になって、それぞれ話が止まらなくなりました。
その後はパターンを新しく作成してみたりと、盛り上がりの中で勉強会は終了です!
私としては、本当にすぐ使ってみたい、もう少し勉強してみたい、というものばかりでした。
また、終始楽しく満足感の高い勉強会で、参加してよかったなと思いました。
最後に…
5/26(金)にはJaSST東北が開催されます!
今年は、テスト技術者の育成がテーマとなっております。
申し込み開始しておりますので、皆さまどしどしご応募ください!!
JaSSTソフトウェアテストシンポジウム-JaSST'17 Tohoku
以上、もりともでした。
SaPID+とVSTePの共通点
SaPID+ bootcampに参加してきました
私の思うSaPID+とVSTePの共通点
- メンバー同士の対話を大事にする。言葉で共通認識を作ることにこだわる。
- 成果物(VSTePで言えばテスト観点図、SaPID+で言えば問題構造図)を作ることが目的ではない。本当の目的は、成果物を作る過程で議論して頭を使うこと(後述します)。また、そのような場を作ること。
- 外から成果物だけを持ってくることを良しとしない。成果物の押し付けでは自分たちの"納得感"や"所有感"がなくなってしまうため、自分たちで作ることを大事にする。
議論して頭を使い、成果物を作る
仙台ソフトウェアテスト勉強会〜エンジニアのためのQA研修〜
2017年1月28日に「仙台ソフトウェアテスト勉強会?エンジニアのためのQA研修?」として境野さんにお越し頂き勉強会を開催しました。
勉強会では株式会社ガイアックスにて新人エンジニア向けに実施している「QAレクチャー」を再演頂く形で進行し、ソフトウェアテストの基礎を解説いただきながら『QAって何やってるのか』、『品質が高いものを作るために何を考えればいいか』といったことを中心にお話いただきました。
■第一章:イントロダクション
品質、品質保証、テストって?
当たり前品質、魅力的品質のお話から
ガイアックスでは当たり前品質を確保する為に作った人と別の人がテストする
テストしている内容はどんなことかお話いただきました。
品質保証=テストではなく手段の一つ
テスト以外に品質をあげる手法はある
テストはなにやっているのか。
・仕様理解し必要なテストをイメージ
・テストケース作成
・テストを実施
・バグトラッキング
■第二章:テストをやってみよう
テスト実施ワーク、バグって?
実際にガイアックスさんの研修で使用している、研修用のイベント登録システムを使っての
テストのワークを行いました。
まずは仕様書を見ないでテストを行い、その後仕様書を見てからのテストを行うことによって
開発者視点としては以下が大事だと言う話をしていただきました。
・作るものを正しくQAに伝えることが大切
・ドキュメント化が基本だが、全ては表現できない
そして、密なコミュニケーションをとり意図や熱意を共有することが大事
【バグとは】
■一般的には
プログラムの誤り
プログラム開発者が行ったミス
■ガイアックスでは
仕様と異なる動き
通常有すべき性質を備えていない
テストはバグを見つけて終わりじゃない
バグの一生
開発者が修正でおわらない
QAが確認してCLOSEする
修正確認、リグレッションテストまでやって終わり
実際の業務では「仕様書の抜け盛れをどれだけ実装前に指摘できるか」が重要
バグは後工程で見つかるほど修正コストが上がる
仕様書レビューのポイント
①こんなときはどうなるの?
②こっちのほうがいいんじゃないの指摘
をどれだけあげられるか
①については全体像がなにで、抜け漏れはないのかが大事
【テストすべきポイント】
その機能、画面でどんなテストするか
フォーム
操作
システムのないようによって代わる
create/read/update/delete
仕様を考える人も、コードを書く人もDが抜ける。
例えば SNSアカウント削除したら投稿、他人へのコメント、友達関係どうする
投稿がシェアされてたら、イベント会社医者だったら
削除後、同じアカウントで再登録できるか
■第三章:QA/テストについて知ろう
ソフトウェアテストの7原則、ソフトウェアテストの分類、テスト技法など
組み込み vs web
①プロジェクトあたりの、コスト 人数 期間がちがう
■求められる品質
【組み込み】
設計段階から、失敗が許されない
【web】
すぐなおせる
個人情報については重点を置く
小機能・短期間で公開してシェアをとる
QA×開発
開発者とQAは対等な立場
組み込みでは品質保証部のほうが権限が大きい場合もある
QAと開発は向かい合って対立しているのでなく、
同じ方向をむいているもの。
いいものを世の中に出そうという想いは同じ
デジカメで学んだこと
人が増えるとプロセス強い
メリット
誰がやっても一定以上の成果。
工業製品の量産とか得意。
デメリット
変化に弱い プロセスを守るが正義となってしまう
組織の硬直化
境野さんとしてはプロセス重視の世界から WEBの世界に来て自由すぎて驚いたとのこと
■所感
新人研修の内容を基にしていただいていた為、基本から丁寧に話をしていただいた結果
最後の質疑応答も質問しやすく盛り上がりさまざまな質問が飛び交いよい勉強会でした。
私個人、組み込みのテストから入り、現在ウェブの検証をやっており似たような境遇であるある話があったり、開発経験がなく、検証していく上で開発知識はどこまで必要かということを最近考えていたところに境野さんの開発修行の話、開発するテストとQAのテスト違いなどを話していただけ大変有意義な勉強会となりました。
【講師プロフィール】
境野 高義 氏
株式会社ガイアックス技術開発部に所属。
組み込み系(デジカメ)のソフトウェアテストを7年経験。
2009年、ガイアックスに入社し、QAチームの立ち上げ、運営を行う。
直近はグループ会社であるアディッシュ株式会社にて業務改善や運用改善を行っている。
過去の発表資料
「WebのQAを5年間運営してみた」
http://www.slideshare.net/takayoshisakaino/ques5-gx
■最後に
JaSSTTohokuでは5月に「育成」をテーマとしたシンポジウムを開催いたします。
ぜひ参加ください!
(菅野)
JaSST'17 TokyoでVSTePチュートリアルを行いました。
@ToshiManaPlus1です。
2017/2/3,4にJaSST'17 Tokyoが開催されました。
JaSSTは全国各地で行われていて、その中でも東京は規模が大きく、数多くのセッションが行われています。
なんと今年は「VSTePのファーストステップ~JaSST'16東北出張おかわり会~」と題して、JaSST東北実行委員から6名を送り出し、テスト開発技法であるVSTePのチュートリアルを行いました。
JaSSTソフトウェアテストシンポジウム-JaSST'17 Tokyo セッション概要
内容はタイトルの通り、JaSST'16 Tohokuの再演となります。とはいえ、当時と同じ時間は取れないので、構成を練り直し4時間バージョンとして作り直しています。(我々のチュートリアル時間を可能な限り本会に近づけるために、タイムテーブル調整してくださったスタッフの皆様には感謝です。)
長い時間のチュートリアルということもあり、最初は人が十分に集まるかで不安でいっぱいでした。実際にはこちらで設定した参加者上限が埋まり、早々に募集制限がかかるほど募集いただいたようです。嬉しいと同時にそれに見合うチュートリアルができるかでまた不安になりました。
VSTePチュートリアルはJaSST'17 Tokyoの二日目である2/4(日)の9:00~13:00で行いました。会場時間も他の同時刻帯のセッションに比べて早く、対応してくださったスタッフの方には本当に頭が上がりません。
チュートリアルは最初の40分で説明が終わると、約3時間ぶっ続けで頭を使ってVSTePによるテスト開発(テスト観点図/テストコンテナ作成)を体験していただく内容になっています。参加者同士の話し合いがとても重要なワークであり、参加者の皆様には頭をフル回転していただきました。頭が疲れた時の栄養源としておやつを用意しましたが、数に限りがあったため参加者の皆様はおやつマネジメントの重要性を体感していたようです。
来れない予定だったVSTeP考案者のにしさんが登場して美味しいところを持っていくサプライズもありましたが、チュートリアル自体はトラブルなく、終了することができました。参加者の皆様から疲れたけど楽しかったなど嬉しい感想も頂いて、我々としてもJaSST Tokyoの大舞台をやり切って満足の一日でした。
VSTePチュートリアルの感想をブログにまとめてくださった参加者もいらっしゃいます。そちらも見てみてください。
JaSST Tokyo '17に参加してきました - shiro庵
JaSST'17 Tokyoは無事に終わりましたが、JaSST東北実行委員ではその振り返りも行い、次は更に上手くワークを体験していただけるように磨き続けています。VSTePチュートリアルを体験したい、などありましたら是非JaSST東北実行委員にご相談ください。
また、JaSST'17 Tohokuの準備も着々と進めています。5/26(金)に開催しますので、皆様奮ってご参加ください。
JaSSTソフトウェアテストシンポジウム-JaSST'17 Tohoku
やりきったぞー!
言葉を使ったモデリングの話
こんにちは nemorineです。
JaSST東北実行委員のメンバーは昨年のJaSST東北をきっかけにVSTePについて継続的に勉強してますが、その場でいつも思うことがあります。
それは「言葉を使ったモデリング」です。
VSTePのテスト観点図の作成のとき、それぞれのメンバーがどういうテストをしたいのか、もしくはテスト観点そのものを出していきます。それに関して分からないことがあれば、別のメンバーからツッコミが入り、意図を説明したり表現を変えたりします。その作業を繰り返し、構造化して観点図を作ります。
テスト観点図 イメージ
VSTePの初心者(?)はこの観点図が成果物であり、重要だと考えます。
しかし、違うのです!!
真に重要なのはこの観点図を作成するプロセスです。
「あっ 確かに検索条件を解除したときのテストは必要だね。自分の考えからスッポリ抜けてたわ。」
とか
「Aさんのパフォーマンスっていうのは、画面の更新で表示が固まることを気にしてたんだね。」
とかいう気付きがあって、それがチームの中で共有される、そのこと自体が重要なんです。会話の中で曖昧な情報を具体化し、不要な情報をそぎ落とし、概念にピッタリする言葉を探していくっていうのはまさにモデリングだなぁと思います。そしてこのプロセスをチームで経験することでモデルというシンプルな状態でチームメンバーの頭の中に残る!ここがポイントです。
西さんが「納得感が大事!」と言っているのはこのことだと実感するようになりました。
この特性からVSTePはチームの中で情報を共有しながら進めるチーム開発に向いていると言えるでしょう。テストのときだけやるものだと思っている人がいますが、開発の上流(要件定義中や要件定義後)で実施してももちろんOKです。
もちろんメンバーの中に開発者が入ってても全く問題ありません。開発者に「画面が固まらないようにしないと」って思ってもらえばしめたものです。それが心に楔(クサビ)のように刺さりこんでいるので、普通の感覚を持つ開発者だったら気にしながら開発しますよね(笑
実はそんなことを実践している理想のチームがあるんです。
それが栃木の関さん、美和さんチームです。
いやー すごいですねぇ。
最後に言いたいのは、こんな体験がJaSST'17東京でできるということです。
各チームには東北のVSTePモデレータがつきますよ!
JaSST'17東京のお申し込みはこちらから。