JaSST Tohoku実行委員ブログ

JaSST Tohoku実行委員のあれこれを載せていきます、たぶん、きっと。

JaSST北海道代替開催と被災体験について

こんにちは。JaSST東北実行委員のやまゆうです。

 

JaSST北海道代替開催

 

既に御存知の方も多いと思いますが、

9月の震災で中止となったJaSST北海道が11/30に代替開催されます。

http://jasst.jp/symposium/jasst18hokkaido.html

 

お申込みは↓からできますので御予定が合う方は是非!

http://jasst.jp/symposium/jasst18hokkaido/query.html

(〆切 2018年11月26日(月) 18:00)

 

 

ここからは、9月のJaSST北海道が中止(代替開催)される原因となった、

北海道胆振東部地震」で被災体験についてお話ししたいと思います。  

 

被災体験について

私は仙台在住なのですが、

実は私ちょうど9/5(水)〜8(土)は「会社の仕事+JaSST北海道」で札幌に出張していました。

地震が起きたのは9/6の3:00頃でしたので、着いたその夜に地震に遭ったわけです。

(行くときも台風で大変だったんですけど、その話は割愛します(^^;)) 


同行者との連絡手段

まず、困ったのは出張の同行者(ほぼ初対面の5人)との連絡手段でした。

地震発生の朝(9/6)、連絡が取れない方もいたので行き先はハッキリさせる必要がありました。

ただ、通信状況が不安定でしたし、スマホのバッテリーの不安もあります。

と言って、ちょっとした外出時にいちいち部屋に声をかけるのもストレスでした。

  

結局アナログに「外出時は自部屋のドアに行き先と予想帰宅時刻を書く」

というルールを作ることで対応しました。

 

コンビニ

地震発生直後、出張してきている身なので、食べるものがないですし、

ホテルも電気が使えないので食事の提供ができません。

 

まずはコンビニに行って食料確保です。地震発生の朝(9/6)のコンビニは、

セブンイレブン:レジが動いており(非常用電源?)電子マネーも使用可

ファミリーマート:手作業で対応

・ローソン   :朝は閉めていた(と思う)

特にセブンイレブンは、レジが生きていたので比較的スムーズに買えました。

電子マネーやクレジットカードが使える場合は、現金を温存するためにも使うようにしました。

ホテルの滞在期限が切れた

今年はサッカーの代表戦と重なった関係でホテルが非常に取りづらいため、

・9/5、6の夜:札幌のホテル

・9/7 の夜 :千歳のホテル

・飛行機のチケット(9/8 PM 千歳→仙台)

という旅程を組んでいました。

 

幸いなことに私が札幌で泊まっていたホテルは電気・水の復旧も早くて非常に助かりました。

9/7になり、当初の予定通り千歳のホテルに移動することも検討したのですが、

・泊まっていたホテルは電気・水があり、過ごすには安心

・他の出張者と別行動は避けたい

・千歳のホテルの復旧状況は不明

などがあり、札幌のホテルに延泊させてもらえるように頼むことにしました。

 

私「・・なので、9/7も延泊させてくださいませんか?」

ホテル「地震が発生し、ホテル・部屋のメンテナンスが行き届いていません。」

ホテル「緊急事態なので、泊まっている方を追い出すことはできませんが、何かあっても自己責任になりますよ?」

 

・・と言われながらも頼み込んで延泊させてもらいました。

 

話しているときは

「今の状況では最高レベルにいい環境なのに、何言っているんだろう( ゚д゚)ポカーン」

と思っていたのですが冷静になって考えてみると、当たり前なんですよね。

例えば、「地震によって「水道管やガス管の破損」や「天井や壁へのダメージ」がない」

という事を確認できなければ、ホテル側としては客を泊めれないんです(ということだと思う)

 そういった未確認の状況で宿泊者に怪我させたら訴えられちゃうかもしれないので。

 

「前のホテルの滞在期限が切れて追い出されたので、泊めてください」

と言っている方が、ごめんなさいをされているのも見かけました。

  

ホテルの事情もわかるのですが、被災した個人の立場としては、

出張中に被災した場合、次の寝床か帰る見込みがつくまでチェックアウトはしない方がいいと思いました。

 

余った食糧

飛行場が復旧し、帰れる事になったのは良かったのですが、

手元には非常食とペットボトルの飲み物が大量に余ってしまいました。

5人分だったので、結構な量です。

(500mlペットボトルが10本くらい?と、カロリーメイト、お菓子)

 

持って帰るのも大変ですが、捨てるのは論外ですし、

人にあげるにも、知らない人からもらうのは貰う側に抵抗がありそうです。

 

ちょっと考えた末に、私達の身分を把握しているホテルの方に渡すことにしました。

ホテルの方に相談したところ、何とか引き取っていただけました。

  

身軽になり、この後は特に問題なく帰路につきました。 

 

最後に

私が被災で直面したことと、その対応は以上です。

すべての対応が100点ではないと思いますが、自分なりに最善を考えて行動していました。

 

また、この出張で様々な方にご心配をお掛けしました。

暖かい声が大変励みになりました、ありがとうございました。

 

最後に、、、。

震災から2ヶ月経ち札幌市内はもう以前と変わらない生活になっていると聞いています。

そんな中開催される「JaSST'18 北海道」参加してみてはいかがでしょうか!?

 

お申込みは↓から(〆切 2018年11月26日(月) 18:00)

http://jasst.jp/symposium/jasst18hokkaido/query.html

 

以上でした。