JaSST Tohoku実行委員ブログ

JaSST Tohoku実行委員のあれこれを載せていきます、たぶん、きっと。

勉強会「バグ票の書き方・改善はじめの一歩」に参加しました!

こんにちは、実行委員のちまゆこと千葉まゆみです!
今回は勉強会の参加レポートをお送りしたいと思います。

 

参加させていただいたのはコチラ↓

connpass.com

 

バグ票ワーストプラクティス検討プロジェクトさん主催の、『バグ票の書き方・改善はじめの一歩』です。
参加者に求められるレベルがふと気になって、事前に主催メンバーのワニさんこと岡内さんに聞いてみたところ・・・「突き詰めると良い報告書の書き方だから、(初心者でも)いけるんじゃないかな」との回答。
「バグ票の書き方=良い報告書の書き方」という捉え方がとても良いなと思って、知人に宣伝しつつ自分も参加することにしました。


セッション1:ワークショップ『バグ票書き方・改善のはじめの1歩』

ずばり、良いバグ票ってなんでしょう?それに対する、悪いバグ票とは??

ワークショップではゲームやアプリのテストを想定し、実際にみんなでバグ票を書いたり、そのバグ票について考えたりするところから始まりました。

サンプルとして様々な「悪いバグ票」のサンプルを読み、どこが悪いか、何故悪いのかを岡内さんが解説。バグの書き方にも指針となる考え方、フレームワークがあるそうです。その具体的な内容をひとつ抜粋すると、バグ票が報告ではなく感情的な個人攻撃になっていないか、といったチェック項目は「Neutral(中立性)」という言葉で表されます。

一通りの解説が終わった後に、もう一度みんなでバグ票記載。解説にあったような様々なチェック項目を視点として持つことで、1回目のバグ票と2回目のバグ票を見比べると少しレベルアップできたような気がしました。 

 

f:id:jasst_tohoku:20171207025132j:plain

(写真:ワーク中のポストイット。中立性以外にも、色々な項目が。)

 

セッション2:事例発表『SQiPシンポジウムSIGワークショップの内容を自組織内でやってみた』

2017年9月に開催された、SQiPシンポジウム2017 SIG11で行なったワークを自組織で実施した際の事例発表とのこと。

スピーカーの城本さんは新横浜のベンチャー企業でQAエンジニアをされているそうですが、ベンチャー企業という社風のせいもあるのか、社員のみなさんのモチベーションが高く風通しも良い印象。テストの話だけでなくその環境が素敵だなと思いました。

自組織での開催はベテランや新人など異なるフェーズにいる方々が集まってのワークとなり、気持ちの良くないバグ票をサンプルとして集めたり、バグ票のフォーマットを考えたり、フォーマットが何故あるのかを話し合ったりしたそうです。

困ったバグ票を実際に読みながら、どうすれば改善できるのか、どういうフォーマットがあればよいかなど複数人で話し合うことで、お互いに様々な視点を発見できたということでした。

最後に城本さんが勤めている会社の「風通しの良さ」の秘密が書かれた書籍の告知がありましたが、組織のあり方に興味のある自分は、テストだけでなく全社的な業務改善の参考として読んでみたいなと思いました。

中でも城本さんオススメの業務ハック(?)は「花一輪(社員の誕生日に、他の全社員から1本ずつ花を集めて、花束を贈ること)」だそうです。笑

 

f:id:jasst_tohoku:20171207025532j:plain

(写真:アクロクエストテクノロジー株式会社 副社長 新免玲子さん著書)


最後に

いかがでしたでしょうか?レポートは訳あって簡潔にまとめましたが・・・その訳とは、こちらの勉強会の中でも特にワークショップの部分が、JaSST東海 S5-3 "バグ票カウンセリング" のプレイベントとなるためです!

全部書いたらネタばらしになってしまいますからね。。。今年のJaSST東海は、明日12/8(金)の開催なので、参加者のみなさまからのより詳細なレポートを楽しみにしています。


(千葉)